「肌のキメがありませんねー」
と、化粧品売り場のカウンターで言われたことありませんか?
一瞬ドキッとしますが、そもそも肌のキメってなんでしょう。
肌のキメとは?
肌の表皮にある皮溝(くぼみ)と、
皮丘(盛り上がり)の凹凸のことです。
キメが整っている状態は、
皮溝の幅が狭く、皮丘が均一で揃っている状態で、
きれいな三角形が並んでいます。
きめが整っていると、光の跳ね返りが良くて、
肌に透明感が生まれます。
キメが粗い状態は、
皮溝の幅が広く、皮丘に高低差があって不揃いな状態です。
三角形や四角形が入り乱れて並んでいます。
キメが粗いと、光の跳ね返りがバラバラで、
肌のくすみとなって、トーンダウンの原因になります。
ちなみに、キメが無い状態とは、
皮溝が浅く、もしくは、なくてつるっとした状態です。
キメが粗い原因とは?
一つには、「乾燥」があります。
皮丘は、水分がしっかり蓄えられていると、
ぷっくらとして膨らんでいますが、
水分が少ないと、萎んでしまいます。
肌に、弾力やハリが無い状態になります。
肌の保湿が重要になります。
もう一つは、表皮の「角質の乱れ」があります。
角質の乱れには、乾燥が原因であることも一つですが
それ以外にも、肌に強い外部刺激が加わったり、
加齢によるターンオーバー速度の減少があります。
例えば、ピーリングのしすぎや、
洗顔時に強くこすりすぎるなどで、
肌表面の角質が傷つくなどします。
ターンオーバーが遅くなると、
古い角質がなかなかアカとなって剥がれ落ちず、
角質層に厚く残っている状態になったりします。
この場合には、正しい角質ケアが必要になります。